アンディー・アイロンの悩み

数ヶ月前、フランスのWCTコンテストで、アンディーが途中で試合放棄して帰ってしまった。 最近やる気なさそうだなぁと思ってみていたものの、やはり燃え尽きたらしい。最近やっとインタビューに答え、今日その記事を見た。 時間があったら、是非読んで見て欲しい。http://www.surfline.com/surf-news/andy-irons-discusses-his-break-from-competition-breathing-room_19349/ 燃え尽きた理由は12年のツアー生活で世界を転々とし続けていることの他に、「人々の噂」が彼を相当傷つけたらしい。 あんなにメンタルが強い人でも、噂には応えてしまうことに驚いた。でも、とても共感できる。 ハワイは島社会で、ネットワークがかなり狭い。だから、噂によってかなり足をひっぱられることが多い。事実でないことが、事実とされる。 ハワイ出身のアンディーは余計重く捕らえてしまうのも、とても解る。 さらに勝つ気がなくなったから、100%勝ちたいと思うまでWCTのツアーには参戦しないと言っている。 ツアーに参戦している人は2種類いて、勝つために出ている人、ツアーに参戦していることで満足している人といる。 アンディーは紛れもなく前者で、勝ちたいと思わないなら、勝てない。だったらやらない。今はサーフィンから遠のいていて、とても幸せ。他に幸せになれることがありそうな気もしてきたから、それを探すとも言っていた。 なんか今の私は、とても共感できるなぁ。 アンディーと初めて海の中で会ったのは、数年前のワイメアでのエディー・アイカウのセレモニー。セレモニー後、波を乗って帰るときに同じ波に乗ったけれど、私がピークにいるのに、ショルダーからぐいぐいこっちに攻めてきてサーフィンさせてくれなかった。なんて意地悪なんだろうと思った反面、この強さがなかったらケリーに勝てないんだろうなぁと思って尊敬していた。 あのアグレッシブさが早くアンディーに帰ってきて欲しいなぁ。